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ピクノジェノールの原料

当時25歳だったマスケリエ博士は、1945年にピーナツを包んでいる薄皮の赤い色素に毒性が無いかどうかの研究を依頼されました。

研究の結果、赤い皮に毒性が無い事を博士は証明し、さらに化学構造の研究に取り組みました。
そして1947年、ついにプリフェノールの一種のOPCを取り出すことに成功しました。
このOPCがピクノジェノールの源となる原料なのです。

ピクノジェノールの原料であるOPCは、血管強化作用を持つ事がその後の研究で解明され、薬も開発されたそうです。
しかし、ピーナツの輸出方法が変更になり皮を手に入れることが困難になってしまったのです。
そこで、ナッツと同じ仕組みをもつ植物を探しはじめて、最終的にたどりついたのがフランス海岸松だったと言われています。

約470年前の「大航海時代」にさかのぼったピクノジェノールの働きについてのエピソードもあります。

北米大陸にフランス人探検家のジャック・カルティエが探検隊とともに向かい、カナダのセント・ローレンス湾に1535年に到着し、現在のケベック地方を発見しました。
さらに彼は上流をめざしましたが、彼らの船はその冬激しい寒波のため氷に閉じ込められてしまいます。

たくさんの隊員が食糧の栄養の偏りによって壊血病にかかってしまいました。
しかしこの時、知恵のある隊員が松の一種の葉と樹皮の抽出液を飲ませ、痛む関節にも塗る事を勧めたところ多くの隊員の命が救われたそうです。

主にビタミンCの不足が原因で壊血病になってしまうのですが、長期の船旅にはつきものと昔はいわれていたそうです。

日本では最近になってからピクノジェノールという言葉を耳にするようになった気がしますが、実は由緒正しい歴史ある成分なのです。

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